機能について 2020.12.19 UPDATE
センサーの取り付け方によるちがい

最近お客様からエムトレの計測精度についてご質問をいただいています。
「実際の飛球と計測結果に違いがある」「オープンと表示される」などが代表的な質問ですが、計測精度は下記の条件で変わります。
・センサの取り付け方(装着ズレ)による解析結果の誤差
・構え方による解析結果の誤差
今回は研究室でもできる、わかりやすい例として、取り付け方を変えてくらべてみました。
計測条件
3つの条件でくらべてみました。

①まっすぐ:センサをターゲットラインに合わせて取り付けた場合
②取り付け右:ターゲットラインよりも時計回りに18度傾けて取り付け
③取り付け左:ターゲットラインよりも左に40度傾けて取り付け
計測時には、クラブヘッドをボールの手前にソールして、フェイスはターゲット方向にスクエアに構えます。
今回は大きな分度器を使ってターゲットラインと直角に構え(2~3度ぐらいはばらつきがあるかもしれません)、7番アイアンを使って、ティーアップして計測しました。
アイアンの方がフェイス面が確認しやすいためです。また、ティーアップしたのは、ダフったり、トップしたりすると計測値にばらつきが大きくなるため、なるべくしないようにするためです。
それぞれGC Quadと比較してインパクトのフェイス角の違いを計測しました。
結果に明らかな差がでました

やはり取り付け方によって計測結果に大きな差が・・・・
この研究スタッフのスイングはもともとクローズにインパクトする傾向があるのですが、それでも取り付け方によって顕著な差が出ました。
やはり、取り付け方は、計測結果に大きく差が出ますので、計測の際には、取り付け方に注意しましょう。
「装着ズレ」していませんか?
ちなみに、11月1日~12月13日までのすべてのスイングデータを解析し、装着ズレの可能性のあるユーザをカウントしてみました。
・延べユーザ数:6,090ユーザ
・装着ズレ可能性のある延べユーザ数:52ユーザ (0.85%)

取り付け方の注意点
以上の結果から、取り付け方は重要です。注意点をまとめました。
① アタッチメントの取り付けを正確に行う。グリップトップのマークと合わせる
②ターゲットラインにしっかり合わせる(構え方補正機能を使う)
